小林豊子きもの学院の<平安朝> 公家女房 壷装束姿(つぼしょうぞくすがた) [市女笠](いちめがさ)

日本時代衣裳の復元
<平安朝> 公家女房 壷装束姿(つぼしょうぞくすがた) [市女笠](いちめがさ)

 

 

          国宝「扇面古写経(せんめんこしゃきょう)」(1188年)に見られる平安朝の

          市女笠(いちめがさ)をつけた壷装束です。

          外出の際に袿(うちき)や衣(きぬ)を短く幅狭く窄(つぼ)めて

          着装するところからの呼び名です。

          物詣(ものもうで)には心身を清めるために紅の懸帯(かけおび)と呼ぶ帯を背中で結び

          道中安全を祈願して懸守(かけまもり)を胸につけています。